2013年10月01日

認証アプライアンス「NetAttest EPS」シリーズの新版をリリース

株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、代表:鎌田信夫、以下ソリトン)は、認証アプライアンス「NetAttest EPS」シリーズの新版「NetAttest EPS-ap V2.0」と「NetAttest EPS V4.6」を開発し、10月15日より出荷を開始します。

今、多くの企業において、スマートフォン・タブレットの利用が急速に浸透しつつあります。これらのモバイル端末は、時と場所、そして端末の種類に縛られないワークスタイル変革を実現する一方で、ITシステムに対して、「マルチデバイス・マルチワークスタイル時代」に対応できる新たなセキュリティインフラや、統一したセキュリティ基準の構築を要求しています。
ソリトンの「NetAttest EPS」シリーズは、スマートデバイスの業務活用を支える企業ネットワークインフラに、柔軟で高度なセキュリティを提供します。無線アクセスポイントやリモートアクセスゲートウェイなどと連携し、電子証明書やワンタイムパスワードを用いた認証により、企業ネットワークから不適切な人物・端末を排除する認証アプライアンスです。

今回、出荷を開始する新版「NetAttest EPS-ap V2.0」と「NetAttest EPS V4.6」は、安全で効率的な電子証明書の発行対象として、従来からのWindows、iOS端末に加え、要望の大きかったAndroid端末を追加しました。Android端末に、ソリトンが無償提供する専用アプリケーション「Soliton KeyManager」を導入することで、SCEP*による安全かつ効率的な電子証明書の発行が可能となります。「NetAttest EPS-ap」と「NetAttest EPS」が提供する申請ワークフローシステムにより、Android端末の利用者自身が、電子証明書の申請から取得までをオンラインで効率的に行えます。システム管理者は「NetAttest EPS-ap」の管理画面上で申請内容の確認と承認可否の判断を行うだけで良く、短期間での電子証明書の大量配布が可能になります。また、「Soliton KeyManager」を用いて申請する場合、電子証明書認証に重要な秘密鍵は、Android端末内の保護された領域に生成されます。後から秘密鍵を改ざんしたり外部に持出したりできません。今までの証明書インポートファイルを介した証明書配布でセキュリティ上の大きな課題となっていた、ネットワークや記録媒体を介した秘密鍵の不正にコピーも完全に防止します。
更に、今回、同製品の主な機能である、認証サービスや電子証明書管理サービス、スマートデバイスの管理・運用機能を大幅に強化しています。
NetAttest EPSは、今後も、幅広い種類のデバイスに対して、より柔軟に、安全で快適な企業ネットワークインフラを提供していきます。

※ Simple Certificate Enrollment Protocolの略称です。米シスコシステムズ社と米ベリサイン社の共同により策定された、VPN装置などからオンラインで証明書などを取得するためのプロトコルです。

【 NetAttest EPS-ap V2.0の主な新機能 】
「NeAttest EPS-ap」は、「NetAttest EPS」と連携し申請ワークフローシステムを提供します。V2.0は以下の機能を強化します。

■ 安全で効率的な電子証明書の発行対象の拡張
- 従来からのWindows、iOS端末に加え、Android端末を追加します。

■ 管理・運用機能の強化
- システム構築時に必要な「NetAttest EPS-ap」と「NetAttest EPS」間の連携設定を自動化します。導入の難易度と負荷を軽減します。
- 「NetAttest EPS-ap」から承認済みデバイス情報を削除する際、対象のデバイスに対して「NetAttest EPS」が発行した電子証明書も自動的に失効させる機能を追加します。

【 NetAttest EPS V4.6の主な新機能 】
「NetAttest EPS」は、認証サービス(RADIUS)、電子証明書サービス(CA)を提供する認証アプライアンスです。
今回のV4.6では、Android端末対応の他に、以下の機能を強化します。

■ 認証サービスの強化
- Windows Serverを必要としないNAP検疫に業界で初めて対応します。「NetAttest EPS」にNAP(Network Access Protection)検疫サーバーの機能を搭載し、セキュリティポリシーに準拠しない(例えばウィルス対策ソフトウェアが未導入・Windowsアップデートが未実施などの)PCを業務ネットワークから隔離できます。
- NetAttest D3(DHCP/DNSアプライアンス)と連携することで、Framed-IP-Address属性の動的な指定を可能にします。大規模なリモートアクセス接続サービスを構築する場合などに返答すべきIPアドレス情報の管理が容易になります。
- ワンタイムパスワード認証時において、ユーザー毎の複数トークン割当てに対応します。
- 10万件のMACアドレスリストを登録し、認証に利用する「MACアドレス認証拡張オプション」機能において、より多くのネットワーク機器メーカー製品との連携が可能になります。

■ 電子証明書管理サービスの強化
- 申請ワークフローシステム利用時、Windows端末においてローカルマシンストアへのインポートに対応します。また、事前に必要なCA証明書を適切なストアに自動インポートすることも可能になります。

【出荷開始】 2013年10月15日
【販売方法】 代理店経由
【価格】 NetAttest EPS大規模版 (EPS-DX04-A) オープンプライス
NetAttest EPS 中規模版 (EPS-ST04-A) ¥890,000-(税別)
NetAttest EPS 小規模版 (EPS-SX04-A) オープンプライス
NetAttest EPS-ap 大規模版 (EPSAP-DX04-A) オープンプライス
NetAttest EPS-ap 中規模版 (EPSAP-ST04-A) ¥500,000-(税別)
※EPS-apの利用には別途NetAttest EPS 中規模版以上、およびNetAttest EPS 拡張CAオプションが必要です。

NetAttest EPS 製品詳細ページ

NetAttest EPS-ap 製品詳細ページ

※ 記載されている製品名、会社名は、各社の商標または登録商標です。

【 この件に関する問合せ先 】 ITセキュリティ営業本部 TEL:03-5360-3811 netsales@soliton.co.jp

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