2017年03月08日

クラウドサービスに特化したセキュリティ製品 「Soliton CloudConnector」 を販売開始 ― シングルサインオンで各クラウドサービスへアクセス、自動同期で管理負担を軽減

株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鎌田信夫、以下ソリトン)は、クラウドサービスに特化したセキュリティアプライアンス製品 「Soliton CloudConnector、以下C2」 の販売を開始します。当初は、Office365、G suite、サイボウズGaroonとの連携に対応し、今後、連携対応するクラウドサービスの範囲を拡大する予定です。

近年、Office365、G suite、サイボウズGaroonなど、様々なクラウドサービスの普及が進み、仮想化やモバイルワークを推進する企業で積極的に活用されています。しかし、「誰でもアクセス可能なインターネット上からログインできるために起こる不正侵入リスク」、「社内ユーザーによる各クラウドのID/パスワード管理の煩雑さ」、「社内管理者の各クラウドのユーザーアカウントの更新・管理の手間」など、クラウドサービス特有の課題も明らかになっています。

C2は、IDフェデレーション(※1)を利用して、「各クラウドサービスへのシングルサインオン」、「クラウドごとのID/パスワード管理の一元化」、「社内の認証基盤を介したセキュアなクラウドアクセス」を可能にします。

図1:C2でのIDフェデレーション概要

【シングルサインオン】

クラウドサービスでは同じ認証プロトコル(※2)が使われていますが、細かい仕様が異なるために、認証連携をするには新サービス導入の度に仕様調査・開発・検証に時間とコストが必要でした。クラウド利用者はC2にログインするだけで、各クラウドサービスへ、個別のID/パスワードを入力せずにアクセスできます。

【ID/パスワード管理の一元化】

クラウドサービスの利用には、人事異動などの度に、各クラウドサービスへ手動でユーザー情報の登録・削除を行う例が多く、多大な管理コストがかかりました。C2は、クラウドサービスと社内Active Directory(AD、※3)の情報を自動で同期します。ADの更新さえすれば、従来必要であった各サービスのユーザー情報更新が必要なくなります。

【社内の認証基盤を介したセキュアなクラウドアクセス】

社内に設置したC2にアクセスできる端末のみクラウドサービスを利用できる環境を実現します。 ソリトンのリモートアクセス製品、Soliton SecureBrowser(※4)と組み合わせることで、端末に情報の残らない安全なモバイルワーク・テレワーク環境を作ることができます。

  • ※1IDフェデレーションは、社内だけでなく、社外のネットワークでのシングルサインオンを実現する技術です。
  • ※2認証プロトコルは、SAML(Security Assertion Markup Language:ユーザー認証を行うための標準規格)が使われます。
  • ※3Active Directory (AD)は、マイクロソフト社によって開発された、利用者情報やコンピュータリソースを一元管理するコンポーネント群の総称です。
  • ※4Soliton SecureBrowserは、端末にデータを残さないクラウドサービスの利用、電子証明書を使った端末認証など、リモートアクセス環境を提供します。

【販売開始日】 2017年3月

【定価】 3,800,000円(2台目は1,900,000円)

Soliton CloudConnector 詳細ページ

【 この件に関する問合せ先 】ITセキュリティ事業部 03-5360-3811 netsales@soliton.co.jp

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