2017年10月31日

東京海上日動が海外の損害調査業務にモバイル映像伝送の「Zao-S」を採用

 株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鎌田 信夫)は自社開発・販売しているモバイル映像伝送装置「Smart-telecaster™ Zao-S」(スマートテレキャスター ザオーエス、以下Zao-S)を、東京海上日動火災保険株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長 北沢 利文、以下 東京海上日動)に対して、海外での損害調査業務にリアルタイムで高品質な映像を共有する目的で提供いたしました。

 Zao-SはLTEなどのモバイル回線を使って、高品質な映像をリアルタイムで伝送するH.265ハードウェアエンコーダです。ソリトン独自の伝送技術 RASCOW™ (Real-time Auto Speed Control based-on Waterway model)により、揺らぎの大きいモバイル回線上でも、遅延が少なく「切れにくい」安定した映像が送れます。Zao-Sは、小型モデルとして今年3月にリリースしました。

 東京海上日動では、これまで、海外で台風や豪雨による冠水等の大規模災害が発生した際には、海外クレーム代理店や現地法人で調査後に作成した報告書を日本で確認するなど、支払処理までに多くの時間を要していました。このため、海外での大規模災害発生時に、保険金をより迅速に支払う仕組みを構築することは、喫緊の課題となっていました。

 今回、東京海上日動はモバイル映像伝送装置Zao-Sを導入することで、現地の様子をリアルタイムに映像で確認しながら日本にいながらにして損害状況を把握できるため、従来の課題であった手間と時間を大幅に削減し、被害規模に応じたリモートでの査定体制の構築が可能となります。

 また同社では今後、港等における大規模事故発生時の損害調査や事故削減コンサルティング支援、国内の広域災害発生時についてもZao-Sを活用することが検討されています。

 ソリトンシステムズのSmart-telecaster は、主にテレビ局で多く採用されていました。小型モデルのZao-Sの出荷により、警察、消防などの公共機関でも幅広く導入されつつあり、損害調査の分野では初めての採用となります。今後も、ソリトンシステムズではモバイル映像伝送装置の新たな用途拡大を推進して参ります。

【Smart-telecaster Zao-Sについて】

 モバイル回線を利用して高画質の動画をライブ中継することのできる世界最小・最軽量のH.265ハードウェア
エンコーダです。

Smart-telecaster Zao-S 製品詳細ページ

【東京海上日動火災保険株式会社について】

 国内初の損害保険会社として、1879年に設立。以来、業界のリーディングカンパニーとして、損害保険・国内、海外生命保険の2つからなる保険事業を主軸として展開しています。国内では、124営業部・支店を設置、海外には、38の国と地域483都市(東京海上グループ全体、2016年3月31日現在)に拠点を置くなど、海外にも幅広いネットワークを有しています。

設立:1879年、本社:東京都千代田区
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/
ニュースリリース「遠隔映像配信システムを活用した海外での保険金支払い迅速化の取組み」

【株式会社ソリトンシステムズについて】

 1979 年の設立以来、ソリトンシステムズは IT・エレクトロニクス業界にあって、常に新しい技術トレンドを見据え、いくつもの「日本で初めて」を実現してきました。近年は、認証を中心とした IT セキュリティ製品からサイバー対策、携帯電話回線や Wi-Fi を利用した高品質の映像伝送装置などに取り組んでおります。国産メーカーとして、ニーズに応えたオリジナルの「もの創り」、「独創」にこだわった製品とサービスを提供しています。

【 この件に関する問合せ先 】 Mobile Broadcast事業部 Tel: 03-5360-3860 stc-sales@list.soliton.co.jp

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